19歳の山下美夢有、「黄金世代」22歳の高橋彩華&高木優奈の3人が首位 小祝さくら5位浮上


1番ティーショットを放つ山下美夢有

1番ティーショットを放つ山下美夢有

◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース葛城 第3日(3日、静岡・葛城GC山名C=6564ヤード、パー72)

 最終組が前半を終了。山下美夢有(19)=加賀電子=、高橋彩華(22)=東芝=、高木優奈(22)=グランフィールズCC=の3人が通算8アンダーで首位に並ぶ。

 初日から首位を走る山下美夢有(19)=加賀電子=は前半9ホールを1バーディー、2ボギーの37とスコアをひとつ落とした。山下はまだ生涯獲得賞金が0円だった昨年8月に約300万円もする弾道計測器の「トラックマン」を購入。自らの将来を信じた先行投資が実を結び、前週まで1396万6914円を獲得(賞金ランク47位)。賞金総額1億円、優勝1800万円の今大会でさらに大きなリターンを目指す。

 2位スタートの高橋は前半9ホールを2バーディー、1ボギーの35でスコアをひとつ伸ばした。7位から出た高木は10番まで消化し、1イーグル、3バーディー、1ボギーと4つもスコアを伸ばし、首位に並んだ。高橋と高木はともに1998年度生まれの「黄金世代」の一員。黄金世代として10人目のツアー優勝を目指す。

 2打差の4位に、2013年の今大会でツアー初優勝を飾った比嘉真美子(27)=TOYO TIRE=が追う。

 今年4戦2勝と絶好調の小祝さくら(22)=ニトリ=は3打差の5位に続く。第2日の最終18番パー5で第1打を右に曲げてOBとするなどトリプルボギーをたたき、5打差の7位に後退したが、この日は10番まで2バーディー、1ボギーと安定したゴルフを見せ、再び上位争いに戻ってきた。小祝は今年初戦から優勝、23位、優勝、20位。隔週の優勝パターンが続くか、注目される。

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