◆日本女子プロゴルフツアー 21年メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(6日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)
午前組でスタートした高木優奈(22)=グランフィールズCC=が、3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーと好スタートを切った。1998年生まれの“黄金世代”の一人は「どの試合でも勝ちたい」と世代10人目、ツアー初優勝へ意気込んだ。
高木はプロテストを3回受験したが、まだ合格しておらず、単年登録選手としてツアーに参戦。4月のヤマハレディースでは首位と3打差の4位に入り、「インスタのフォロワーが増えた。勝てないところも注目されている」と冗談交じりに笑った。しかし、前週のパナソニックオープン、前々週のフジサンケイレディスで2週連続の予選落ちを経験。「また新たな気持ちで予選通過に向けてやっていこう」と切り替えた。ツアーで優勝すれば、プロテストを受験せずにプロ転向が可能となる。
5日の練習ラウンドでは、国内メジャー2連勝中で仲の良い原英莉花(22)=日本通運=と調整。和やかな雰囲気で9ホールを回った中では「彼女(原)から特に(強い)気持ちは感じなかった」というが、記事などで原の意気込みを目にし、「気合が入っているんだな」と再認識。同世代が活躍する姿に刺激を受けた。
今季10試合目となる今大会後は、「40位前後が目安」とされる中盤戦出場資格をかけたリランキングが実施される。現在暫定32位の高木は「リランキングは通過点の一つと考えている。シードや優勝が目標」と気合を入れた。