前週は男子ツアーでキャディーの夫が優勝 菊地絵理香は4アンダー発進に「流れがいいので私も乗っかりたいなと」


16番、ティーショットを放つ菊地絵理香

16番、ティーショットを放つ菊地絵理香

◆日本女子プロゴルフツアー 21年メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(6日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 通算3勝の菊地絵理香(32)=フリー=が5バーディー、1ボギーの4アンダー、68でホールアウト時点で暫定首位に立っている。イーブンの後半、13番で2メートルのバーディーを奪うと、15番から17番で3連続バーディーとスコアを伸ばした。

 「目標は3アンダーだったが、前半が終わってイーブンだった。2アンダーに行けばいいなと思っていた中、かなり上出来だった。ショットの感触がすごく良く、アイアンの音もいい感じでイメージも合った。ストレスなくラウンドできた」と満足げに振り返った。

 これまでメジャー優勝はないが、日本女子オープンで2度の2位など、より難しいセッティングで存分に力を発揮している。「難しいセッティングになるとワクワクしてできる。いいショットもいいパットも打てた。練習ラウンドでグリーンが硬いのでどこに落とせばいいかをチェックしていて、うまくマネジメントしながらできた。いい点数をあげられるラウンドの内容だった」とうなずいた。17年3月以来、久々の優勝チャンスとなるが、「それはまだ考えていないけど、今日はショット、パットの良い感触とスコアが一致してくれた」と手応えは十分だ。

 前週の男子ツアー、中日クラウンズでは岩田寛(40)が、夫の新岡隆三郎キャディー(48)とのタッグで復活優勝を飾った。「流れがいいので、私も乗っかりたいなと。岩田さんもそうですし、(夫が主にバッグを担ぐ上田)桃子さんも優勝されたので。初日をいい位置でクリアできたなと思います」とほほ笑んだ。試合前に夫からの連絡はなかったといい「私のゴルフには興味がない。良くても悪くても何も言わないので、それがいいのかな」と自然体を強調した。

 2日目に向けて「天気によって攻め方も変わるので、しっかりジャッジしながら、できればアンダーで回りたい」とイメージしていた。

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