持ち味の“劇場型ゴルフ”発揮の石川遼が3ホールを残して首位タイ


石川遼

石川遼

◆男子プロゴルフツアージャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品最終日(9日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 首位と3打差4位で出た石川遼(29)=カシオ=は15番まで終了。1イーグル、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの“劇場型ゴルフ”で通算16アンダーで首位に並んでいる。2019年12月の日本シリーズJTカップ以来、1年5か月ぶりのツアー18勝目まで、残り3ホールとなった。

 16番終了の片岡尚之(23)=フリー=も通算16アンダーで首位タイ。1打差3位に14番終了の宮本勝昌(48)=ハートンホテル=、15番終了の清水大成(22)=フリー=が続く。プロ2戦目の清水が勝てば、2013年つるやオープンを制した松山英樹(29)に並び、ツアー史上日本人最速Vの快挙となる。

 選手会が主催する新トーナメントの最終日。石川は持ち味の“劇場型ゴルフ”で盛り上げた。

 2番パー4、4番パー5でバーディーを重ねて迎えた5番パー4。第2打を左の池に入れるトラブルでダブルボギーをたたいた。しかし、その直後の6番パー5で、残り189ヤードを8アイアンで2オンに成功し、2・5メートルのイーグルパットを沈めた。さらに7番パー4でもバーディー。9番パー4では第2打をピンに絡める好ショットで奥から1メートルのバーディーパットを沈めた。

 パー4で「6」をたたき、パー5を「3」で上がる“劇場型ゴルフ”。石川が抜群の存在感を見せている。

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