![プロテストに合格し、スコアボードの前で笑顔の岩井明愛(左)、千怜姉妹(代表撮影)](https://golf.hochi.co.jp/wp-content/uploads/2021/06/20210625-OHT1I51294-L.jpg)
プロテストに合格し、スコアボードの前で笑顔の岩井明愛(左)、千怜姉妹(代表撮影)
◆女子ゴルフ 最終プロテスト 最終日(25日、茨城・静ヒルズCC=6337ヤード、パー72、参加81人)
いずれも10位から出た注目の双子、岩井姉妹の姉・明愛(あきえ)、妹・千怜(ちさと、ともに18)は同組で回り、明愛が8バーディー、2ボギーのベストスコア66で通算12アンダー3位。千怜は3バーディー、2ボギーの71で7アンダー9位で、そろって合格した。双子の同時合格は本山恵子、裕子(1991年)、池内絵梨藻、真梨藻(2010年)に次ぐ3組目の快挙。佐久間朱莉(しゅり、18)が18アンダーでトップ合格した。
岩井ツインズが、念願のプロテスト合格を果たした。小倉彩愛(さえ)を含め、同組でプレーし、2人は「きょうだいではなく、一人の選手だと思って回った」と声をそろえた。終盤の3連続バーディーなど後半に5つ伸ばした姉・明愛に対し「すごいなと思っていた」と、1次から勝ち上がった妹・千怜は脱帽した。一方、最終テストから参戦した明愛は「妹と回ったことで見えない安心感があった」と感謝した。
双子の同時合格は史上3組目。「2人で合格できてうれしい」と、ともに声を弾ませた。父は公務員という一般的な家庭で生まれ育った。4月からは武蔵丘短大で学業とゴルフを両立する。明愛が「2人でツアーの最終日最終組で優勝争いしたい」と目標を口にすると、千怜は「双子で日本のゴルフ界を引っ張っていけるように」と壮大な夢を掲げた。
◆最終プロテスト 今回はコロナ禍による20年度の延期分。合格者はツアー優先出場権を懸けた21年度のQT(予選会、日程未発表)に出場できる。トップ通過の佐久間朱莉は特典で、ファイナルQTから出場する。また、合格者には今年開催の新人戦の出場資格も付与。入会式は26日。今年のJLPGAツアーにも推薦出場が可能(上限4試合)。21年度プロテストは8月中旬から11月上旬まで。最終の会場は京都・城陽CC。