石川遼は9人目の連覇へ68で1差暫定3位浮上 「あと2日間、4アンダーずつが1つのラインになる」


石川遼は通算7アンダーでホールアウト

石川遼は通算7アンダーでホールアウト

◆報知新聞社後援 国内男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 日本プロ選手権 第2日(2日、栃木・日光CC=7236ヤード、パー71)

 雨の中、第2ラウンドが行われている。2019年大会覇者の石川遼(29)=カシオ=は首位と2打差7位で出て5バーディー、2ボギーで回り、通算7アンダーで首位と1打差の暫定3位につけている。

 東京五輪代表の星野陸也、大会主催の倉本昌弘・日本プロゴルフ協会会長と同組で午前7時45分に1番からスタート。早朝から大勢のギャラリーを引き連れて歩いた。

 今季最高のスタートを切った前日に引き続き、この日もショットが好調。様々なクラブでティーショットを放ち、多彩な攻め方を披露した。

 5番でピン右下3メートルを沈め、バーディーを先行させた。6番は2・5メートルを決めて首位に並んだ。7番はアイアンでの第2打をベタピンにつけて伸ばし、観客の喝采を浴びた。8番パー3はグリーン右に第1打を外し、2打目を寄せ切れずに初ボギー。それでも9番パー5で、右ラフからの第2打をピン右1・5メートルにつけて首位に並んで折り返した。

 後半も10番では、ドライバーを豪快に振り抜いた。フェアウェーから7アイアンでの第2打を20センチにつけてバーディー。11番は3オン2パットでボギーとした。ラウンド後のリモート会見で「良いアイアンショットが、昨日よりも少しだけ多く打てました」と振り返った。

 この日は計27パット。断続的に雨の降る中で計26パットだった前日に引き続き、グリーン上でもさえを見せた。全米オープンから帰国後、35インチのパターから33インチの短いパターに変更した。「ちょっとアドレスの時に長いかな、と感じて。もう少し重心を安定させたくて。長さを持ちやすくした。ものすごく感覚もいいです」と明かした。

 1926年創設の日本最古のメジャー。16年ぶり9人目の大会連覇が、十分に射程に入る位置で決勝ラウンドへと進む。「天候次第ですがあと2日間、4アンダーずつが1つのラインになるかなと思います。まずはショットで、良い内容でプレーできるように頑張りたい」と石川。メジャー4勝目に向けて攻め抜く覚悟を口にした。

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