平井亜実「初めての試合で失うものはない」前週プロテスト5度目で合格の24歳が2打差の暫定8位


プロデビュー戦で好発進を見せた平井亜実(カメラ・泉 貫太)

プロデビュー戦で好発進を見せた平井亜実(カメラ・泉 貫太)

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第3日(3日、神奈川・戸塚CC=6570ヤード、パー72)

 悪天候のため、予定より約4時間遅れで第1ラウンドが開始。日没サスペンデッドで、45人が終えられなかった。前週のプロテストに合格し、ツアーデビュー戦の平井亜実(24)=小松CC=が5バーディー、ボギーなしの67をマーク。首位と2打差の暫定8位につけた。65の全美貞(韓国)が暫定首位。今大会は36ホールの短縮競技で、賞金加算は50%となる。

 前週のプロテストに5度目の挑戦で合格した平井は雨の中、落ち着いたプレーで好スコアで回った。「プロテストの緊張感から解放されて、楽しくて仕方なかった」。第1、2日中止で2日遅れとなったツアーデビュー戦でボギーなしの67。19年に中国ツアーで1勝を挙げたが、国内では18年の下部ツアー7位が最高だった。

 合格翌日の6月26日、日本女子プロゴルフ協会に入会した。2差暫定8位からの逆転優勝なら、18年大里桃子の23日を更新し、入会後9日の初優勝最短記録となる。また1988年ツアー制施行以降、アン・ソンジュ(10年)と並ぶ、ツアーデビュー戦Vの最速タイ記録も懸かる。平井は「初めての試合で失うものはない。挑戦するしかないので攻めていきたい」と、大記録を見据えた。(岩原 正幸)

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