◆女子プロゴルフツアー ▽2021年メジャー第3戦 日本女子オープン 第2日(1日、栃木・烏山城CC=6550ヤード、パー71)
女子プロゴルフツアーのメジャー、日本女子オープン(栃木・烏山城CC)第2日は1日、悪天候によるコース状態不良により中止された。72ホール完遂のため、2日に第2ラウンド(R)を順延し、最終Rは4日実施が決定。大会では24年ぶり2度目の「月曜日決戦」となる。一度、大雨の中、27人がスタートしたが、44分後に中断し、中止が決定。舞台裏では選手たちが「こんな状況でできない」と大会側に訴えていたことが判明した。
大型台風が迫る舞台裏では、複数の選手から大会関係者に対し、直談判がなされたもようだ。関係者によると、午前午後のスタート時間の違いで大幅に不利が生じてしまい、タイトルの行方を左右しかねず、開始前から「こんな状況でプレーできない」など、悲痛な思いを訴えていたとみられる。“強行スタート”について、主催の日本ゴルフ協会・山中博史専務理事は「何とか日曜日(3日)までに72ホール終わらせるためにベストを尽くした」と説明した。
今年は5月以降で、6大会が競技中止となったが、賞金減額を伴う短縮をせずに72ホール完遂にこだわるのは、ナショナルオープンだけ。異例の5日間勝負で真の日本一を決める一戦となる。