13&17年大会王者・宮里優作、3位後退も逆転Vは諦めん「攻めるしかない」


1番、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ宮里優作(右は星野陸也)

1番、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ宮里優作(右は星野陸也)

◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第3日(4日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 第3ラウンドが行われ、首位で出た宮里優作(フリー)は71と伸ばせず、通算8アンダーで3打差3位に後退した。それでも、2013年&17年大会王者は「攻めるしかないと思う」と逆転Vを期した。

 この日は気温が17度まで上がり、宮里は半袖ポロシャツでプレーした。「気温が温かくなっちゃって、自分が思ってるよりも体がキレてしまった。(体が)回ってるし、キレがあるからどんどん振り遅れちゃって、右にしか飛ばなかった」。思うように打球を制御できず、7番からは4連続ボギーでスコアを落とした。それでも、「12番くらいから5割くらいで降り出したら安定した」と対応し、徐々に調子を取り戻した。

 ツアー屈指の難関、最終18番では第1打をピン横1メートルにつけ、バーディー締め。右手を胸に当てて安どの表情を浮かべた宮里は「(パットを)やりたくねえって思った。地獄ですよ。最後のバーディーで報われましたね」と、最後の一打を笑いながら振り返った。

 雌雄が決する最終日は最終組で臨む。首位・谷原秀人(国際スポーツ振興協会)とは3差。大会史上7人目の3勝目を狙う41歳のベテランは「いいっすわ谷さん、安定していて、ちょっと隙がないというのはある。谷さんの(優勝の)見届け人だな」と冗談を交えつつ、「(逆転Vには)攻めるしかないと思うので」と気合いを入れた。

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