上田桃子
◆女子プロゴルフツアー Ｔポイント×ＥＮＥＯＳ 練習日（１７日、鹿児島・高牧ＣＣ＝６４１９ヤード、パー７２）
今季国内初戦を迎える通算１６勝の上田桃子（ＺＯＺＯ）が前日会見に登場した。開幕戦のダイキンオーキッドレディスと同週に行われた２週前の米ツアー、ＨＳＢＣ女子チャンピオンズ（シンガポール）に推薦出場。２日目にホールインワン、最終日に「６４」のビッグスコアを記録し、１３位で終えた。
待機期間を経て迎える今大会は大阪・茨木国際ＧＣで行われた１９年大会を制している。上田は「日本は今週からですけど、そんなに開幕という感じではない」と平常心を強調。今季の目標に国内メジャー初制覇を掲げ、「毎年メジャーで勝ちたいと思っていてもあと少しで勝てていない。（メジャーが）本当に欲しいタイトルなのであれば、そこに対するプラン作りから本格的にやって挑戦するのも一つの楽しみ。取りにいって取れた時の方が喜びも倍増する。勝ちにいって勝てるように挑戦したい」と熱く語り、これまで以上に年４試合しかないメジャー大会に比重を置く考えを示した。
シンガポールの戦いを「アプローチ、パターで自信を持ってできた」と振り返った一方、「まだまだサイドスピンを減らしたい。ショットでは心地よい感じで４日間やれず、しっくり来ていない」と反省点を挙げた。今週のコースについては「ミスを誘うようなロケーションが多い。警戒しながらスコアを作っていきたい」と気を引き締めた。