◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第3日(9日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)9日=岩原正幸】史上4人目の連覇を目指す松山英樹(LEXUS)が、5打差2位で出て、寒さと突風の中で大苦戦を強いられている。前半9ホールを1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーと3つ落とし、通算イーブンパーで首位と10打差の11位で折り返した。
昨年同様、緑色のウェアで臨んだムービングデー。ハロルド・バーナー(米国)と2人同組で午後2時30分に1番からスタートした。寒さで飛距離が出にくくスコアが伸びない展開の中、21年マスターズ王者も我慢のゴルフを強いられた。
ネックウォーマーにセーターを着込み、まるで全英オープンのような難条件下で、松山は出だしでつまずいた。1番はドライバーでの第1打が右のバンカーにつかまった。アイアンでの2打目はグリーン右へ。アプローチで1・5メートルへ寄せたが、パーパットはカップ左ふちでけられてボギー発進となった。
2番パー5では3打目をピン左上2メートルにつけるも、バーディーパットはカップ左を抜けてパー。難関の5番パー4ではドライバーを豪快に振り抜き300ヤード飛ばすも、風に運ばれて左の深いバンカーにつかまった。2打目をフェアウェーにレイアップし、3打目はグリーンの傾斜で戻されて手前のエッジ。パターでの4打目は4・5メートルショート。ボギーパットはカップ右を抜け、今週初のダブルボギーを喫した。
打ち下ろしの6番パー3では、アイアンでの第1打をピン右上2・5メートルへ。バーディーパットはカップ右を抜けてパー。打ち上げの7番パー4は、右のフェアウェーからアイアンでの第2打をグリーン左エッジに外す。パターでの3打目はカップを過ぎて下り傾斜に乗ってしまい8・5メートルオーバー。4打目は1メートルショートしてボギーとなった。9番パー4で、フェアウェーからの2打目をピン上1・5メートルにつけ、初バーディーを奪って後半へ入った。
世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が、10アンダーの単独首位をキープしている。