19歳でツアー2戦目の長野泰雅(たいが)が64でV戦線へ急浮上 「それは昭和過ぎると…」


11番、ティーショットを放つ長野泰雅(カメラ・豊田 秀一)

11番、ティーショットを放つ長野泰雅(カメラ・豊田 秀一)

◆日本男子プロゴルフツアー ▽ASO飯塚チャレンジド 第2日(10日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)

 地元・福岡県出身の19歳でツアー2戦目の長野泰雅(たいが、福岡地行)が、5打差19位で出て1イーグル、6バーディーの64をマーク。通算12アンダーの上位でホールアウトした。主催者推薦出場の19歳は、初めて報道陣に囲まれると「パターとウェッジが良かったです」と初々しい表情でうなずいた。

 左右に曲がったホールが多く、積極的にドライバーを握って攻めた。14ホール中12ホールでドライバーを使い、平均290ヤードの飛距離を生かした。地元・福岡県在住の地の利を生かし、2週前から今大会会場内で「10回くらい」練習ラウンドを重ねたという。「打つ場所はほぼ把握していて、ドライバーの方が良かったりする。今日はアプローチとパターが良くて」と目尻を下げた。

 「泰雅(たいが)」の名前は、米ツアー通算82勝のタイガー・ウッズ(米国)が由来だ。ゴルフ好きで2016年の九州シニアで優勝した経験を持つ腕前の父は、ともに永久シード選手の「(尾崎)将司と(尾崎)直道から一文字ずつを取って『将直』と名付けようとしたら母がそれは昭和過ぎる」と反対したそう。それで、母・珠美さんが「泰雅」と名付けたという。

 車で50分くらいの地元・福岡県内に住んでおり、今大会は9歳でゴルフに導いてくれたコーチの父・清一さんをキャディーに起用。息の合った親子タッグでこの日は快進撃を演じた。10番から出て、12番で1・5Mを沈めてバーディーが先行した。15番は2Mにつけて伸ばした。1番パー5は、エッジから6Mのイーグルパットをねじ込んだ。2番と3番は、ピンそばにつけて連続バーディーとした。6番はグリーン手前エッジから5Mを沈め、7番は4Mを決めて伸ばした。

 170センチ、75キロ。沖学園高在学中にプロ転向した。14年賞金王の小田孔明が率いる九州出身プロの軍団「チーム孔明」の一員となった。だが、今季のレギュラーツアー出場権をかけた昨年の3次予選会で敗退した。「最終予選会まで行けなくて、怒られました。それから意識が変わって、今年3月のチーム孔明の宮崎合宿にも参加してきついトレーニングも頑張りました」。3月のツアー外競技、東急大分オープンでプロ初優勝を遂げた。

 今季は下部のABEMAツアーが主戦場だ。今年5月のゴルフパートナープロアマでレギュラーツアーにデビューし、48位となった。同組で元プロ野球投手の松坂大輔氏と同組で回り「飛ぶね~」と飛距離を褒められたという。

 地元での初優勝も十分に射程に入る決勝ラウンドへ向けては「伸ばし合いになると思うが、ボギーをなるべく打たないように。次につなげるようにトップ10が目標。優勝が一番いいんですけど」と笑った。将来は「好かれる選手になりたい。何十億円ものお金持ちになりたいですね」と、タイガー・ウッズにも負けないスケールの大きな夢を抱いている。

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