【江沢亜弥のベーシックゴルフ】弾道をイメージし腹筋に力を入れスイング


〈1〉弾道を明確に、強くイメージすることでナイスショットが生まれます

〈1〉弾道を明確に、強くイメージすることでナイスショットが生まれます

 腰から腰までの「ビジネスゾーン」でスイングの基本をつくり、ピッチングウェッジの「ライン出し」でボールの方向性をそろえたら、いよいよ実践に入ります。今回はドライバーショットについて説明します。

 まず、どういうボールを打ちたいのか、打つのか。弾道を明確にイメージすることが大切です。私はドローヒッターなのでフェアウェーの右サイドから中央へ、きれいに戻ってくるボールを強くイメージします。そうすると、体も自然と、そういうボールを打つ動きになるのです。

 次に大事なことはバックスイングです。できる限り、ゆっくりと上げます。「エイッ!」という感じでバックスイングが速すぎるアマチュアを多く見かけます。実は私も打ち急いでしまうという悪い癖があります。

 では、どうすればいいか。アドレスで肩、腕は力を抜いてリラックスします。力を入れるのは腹筋だけです。上体に力が入り過ぎていると打ち急ぎになりやすいです。腹筋に力を入れることを意識すると、ゆったりとしたバックスイングをすることができ、スイングの軸が安定するので強いボールが打てます。飛距離も伸びるはずです。

〈2〉バックスイングは腹筋に力を入れて、ゆっくりと

〈2〉バックスイングは腹筋に力を入れて、ゆっくりと

 では、切り返しからダウン、インパクト、フォローはどうすればいいか。私は思い切り振ることだけと考えています。切り返した後、体の動きのスピードが速いのでコントロールは効きません。そこで何かを意識しようとすると変な動きが出てきてしまうと思います。

 〈1〉弾道をイメージ〈2〉アドレスで上体をリラックスし、腹筋だけに力を入れる〈3〉ゆっくりとバックスイング。意識することはこれだけ、ここまで。ぜひ、試してください。

 ◆江沢 亜弥(えざわ・あや)1994年4月21日、埼玉・日高市生まれ。21歳。大東建託所属。8歳から大宮英二プロ(47)の指導で本格的にゴルフに取り組む。埼玉栄高2年時に1学年上の渡辺彩香(21)らと全国高校選手権団体優勝。13年8月のプロテストで一発合格。昨年の最終予選会21位で今季の出場権を獲得。趣味は買い物とネイルアート。家族は父・利光さん(47)、母・佳子さん(48)、妹・亜季さん(17)。161センチ、53キロ。

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