【江沢亜弥のベーシックゴルフ】マネジメント&メンタル


ドライバーショットはターゲットを強くイメージすることが大事です

ドライバーショットはターゲットを強くイメージすることが大事です

 最終回はマネジメントとメンタルについて説明します。実は、マネジメントは私の一番の課題。私はプロとしてはダブルボギーが多い。自戒を込めてお話しします。
 スコアをまとめるには、まずドライバーでOBを打たないことが基本です。例えば「左はOBゾーンが浅くて嫌だな」と思うと、左にOBを打ってしまうことがあります。人間の脳は「左が嫌だ」と思ったら「左」を強くインプットしてしまい、無意識に体が左に行きやすい動きをしがちなのです。左がダメな場合、インパクトで体が止まって引っかけてしまう。逆に右がダメなケースでは、体が開いてスライスしてしまう。
 では、どうすればいいか。「左が嫌だ」と思うのではなく「右に打つ」と強くイメージすることが大事なんです。スコアを作るには、メンタルトレーニングは不可欠。しっかり勉強していきたいと思っています。
 今季からツアーに本格参戦しました。でも、3月の開幕戦、ダイキンオーキッドから4月の第7戦、KKT杯バンテリンレディスまで5試合も予選落ち。ここで気持ちを切り替えました。翌週、4月末の第8戦、フジサンケイレディスが「私にとって開幕戦なんだ」と思い込むようにしました。そうすると、それから予選落ちが減りました(決勝進出、予選落ちはともに6試合)。思い込みは大事です。
 今週は所属契約を結ぶ大東建託のトーナメント「大東建託・いい部屋ネットレディス」(31日~8月2日、山梨・鳴沢GC)です。「ホステスプロの責任として上位で戦う」。そう、強く信じてプレーします。今後も応援をよろしくお願いします。
=おわり=

 ◆江沢 亜弥(えざわ・あや)1994年4月21日、埼玉・日高市生まれ。21歳。大東建託所属。3歳でゴルフを始め、8歳から大宮英二プロ(48)の指導で本格的に取り組む。埼玉栄高2年時に全国高校選手権団体優勝。13年のプロテストに一発合格。昨年の最終予選会21位で今季はほぼすべての試合に出場できる。趣味はショッピングとネイルアート。家族は父・利光さん(47)、母・佳子さん(48)、妹・亜季さん(17)。161センチ、53キロ。

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