藤田はヤマハレディースで２１年１１月以来の予選突破
今月は久しぶりにレギュラーツアー３試合に出場しました。ヤマハレディースは主催者推薦選考会で３打及ばず落選でした。その後、欠場が４人出て繰り上がりで出場できました。プロ１１年目で初めての経験で驚きましたが、初日の朝にもう一度コースに入りました。スイングが横振りになる悪癖にだけ気を付けて、縦振りを意識してパーオンを心がけたらレギュラーでは２１年１１月以来の予選突破で５２位。昨年はけがもあって全８戦予選落ちだったので自信になりました。急遽の出場でも遠方からもファンの方々が応援に来て下さって心強かったです。
翌週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは、主催者推薦を頂いて出ました。悪天候で２日間に短縮でしたが、パープレーを心がけて２戦連続の予選通過で４２位。チャリティーフォトセッションも４年ぶりに解禁されて、大勢の方と一緒に写真も撮れて「コロナ禍前の日常が戻ってきたな」と実感しましたね。
ＫＫＴ杯バンテリンレディスも主催者推薦で出場。ティーショットで苦しんで予選落ちでした。１５年に初優勝したフジサンケイレディスは主催者推薦選考会で落選。一日だけでしたけど、川奈ホテルＧＣ富士Ｃを今年も回れて良かったです。同じマネジメント会社の神谷そらちゃん（２０）が、私の大会記録を更新する大会最年少での初優勝。おめでとうございました！ 最終日の中継を見ていて、最終１８番は自分が優勝した時を思い出してドキドキしていました。５月のメジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ（４日開幕・茨城）で私も頑張ります。（女子プロゴルファー）
◇藤田 光里（ふじた・ひかり）１９９４年９月２６日、札幌市生まれ。２８歳。３歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中３年から北海道女子アマチュア５連覇。飛鳥未来高卒。１３年にプロテスト合格。１４年賞金ランク３８位、１５年はフジサンケイレディスで初優勝して同１８位。１７～２２年は賞金シード入りを逃した。１６５センチ、５６キロ。家族は母と妹、弟。「ＡＫＲａｃｉｎｇ（エーケーレーシング）」所属。