松山英樹は3アンダー「自然に合わせながらのゴルフができた」「来年以降もっと完成された形で」


◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第151回全英オープン 最終日(23日、英国・ロイヤルリバプールGC=7383ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、17位から出た松山英樹(LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70とスコアを1つ伸ばし、通算3アンダーで終えた。暫定14位となっている。

 強い雨が降る中、スタートした松山は1、2番ともに第2打をポットバンカーに入れたが、いずれも2~3メートルのパットを決め、パーをセーブ。4番で第2打を右に曲げてバンカーに入れると、4オン2パットのダブルボギーをたたいた。7番ではティーショットを左ラフに入れ、ボギーとなった。9番で、5メートルのバーディーパットを落ち着いて沈め、大歓声を浴びた。

 後半は11番で第2打を2メートルに運んで伸ばすと、12番も4・5メートルを沈めて連続バーディー。16番は左ラフからのショットを手前4メートルにつけると、バーディーパットを沈めた。17、18番はパーで70でホールアウトした。

 ラウンド後は中継局のインタビューで「スタートからドタバタしたが、後半になっていいパットが入ってくれて、戻すことができたので良かった。雨と風で1番ホールのセカンドショットも、3アイアンで、200ヤードも飛んでいなかった。そこから、いい基準になった。後半になって風が少しやんで、いいプレーができた」と振り返った。

 悪天候の中で後半に巻き返し、70とスコアを伸ばした。「1つか2つ伸ばせればトップ10に入れるかと思ったけど、そんな甘くなかった」と話した。4日間の戦いを振り返り、「全英オープンで、なかなか良いプレーができていなかったので、トップ10には入れなかったけど、自然に合わせながらのゴルフができたのではと思うので、これを来年以降もっと完成された形で、対応できるようになったら、もっと上位を狙えるかなと思う」と前向きに語った。

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