
宮里優作
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
2015年大会の覇者・宮里優作(フリー)が6バーディー、ボギーなしの65をマークし、暫定3位でホールアウトした。今週に入ってから合わなかったという、得意のアイアンショットのコンタクトを修正して好スコアにつなげた。「風がなかったのでうまくプレーできたし、パッティングも良かった。要所、要所でラッキーもあった。このコースのいいところをうまく回れた」とうなずいた。
インスタートで18番からは3連続で伸ばした。2番はアプローチが強めに入るも、チップインバーディー。「外れたら5メートルくらい行っていた」と胸をなで下ろした。最終9番では同組のノーマン・シオン(米国)のマークに当たったボールがカップに入るなど運を味方につけた。
1つ前の組には、松山英樹(LEXUS)、ウィンダム・クラーク、ブルックス・ケプカ(ともに米国)の3人。米ツアーを主戦場とするメジャー王者3選手に「日本に来て、PGAの組み合わせじゃなくてもいいのに」と苦笑い。後ろの組から豪華な顔ぶれを見て「ティーショットがあんなところまで行くんだ。はるかかなたにいる。(第2打)が3クラブくらい違う。よくやっていると思いますよ、僕ら」と舌を巻いた。
前週の三井住友VISA太平洋マスターズ(16位)の会場となった、静岡・御殿場市は気温10度前後と肌寒い中プレー。この日は20度近くまで気温が上がり、宮里も半袖のウェアで一日を終えた。腰痛持ちのため暖かい宮崎の地は「腰にはいい。体が動きすぎてコンパクトにいかないといけない部分もあるが、ありがたい」と歓迎した。現在、賞金ランクは59位とシード獲得(65位以内)の当落線上。シード確定と、今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)の切符獲得へ8年ぶりの大会Vを目指す。