アマチュアの杉浦悠太、1差2位発進 「出るからには優勝を目指して」松山英樹を追いかける


ホールアウトし、同組の安森一貴と握手を交わすアマチュアの杉浦悠太。初日7アンダーで単独2位(カメラ・渡辺 了文)

ホールアウトし、同組の安森一貴と握手を交わすアマチュアの杉浦悠太。初日7アンダーで単独2位(カメラ・渡辺 了文)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 日本ゴルフ協会のアマチュア・ナショナルチームメンバーの杉浦悠太(日大4年)が8バーディー、1ボギーの64をマークした。初出場で今大会唯一のアマチュアながら、米ツアーで活躍する首位の松山英樹(LEXUS)とは1打差2位の好発進。「全体的にいい調子で自信を持ってティーショットを打てた。バーディーパットも思うようなラインで、しっかりいいところに打てて調子のいい1日だった」と振り返った。

 インスタートで14番から3連続バーディーを見せた。後半に入っても4、5番と連続で伸ばした。6番で唯一のボギーはあったが7番でバウンスバック。「大丈夫かな、というところで気持ち的に上げることができた」とこの日一番納得のいくホールとなった。

 先月行われたアジア太平洋アマチュア選手権(豪州)は予選落ち。優勝して来年のマスターズ出場を目指し、プロ転向を1年遅らせていただけに「落ちるとは思わずへこんだ」とショックは大きかったという。悩んだと話すパッティングは、ナショナルチームのガース・ジョーンズコーチの助言で修正。パターを変えるなどして、リフレッシュしながら状態を上げた。

 一緒にプレーしたい選手を問われると「松山さんとプレーしたい」と14年大会覇者と同組のラウンドを希望した。50回の記念大会として米ツアーが主戦場の選手が招待される中、「伝統のある大きな大会。まずは出られることがうれしい。出るからには優勝を目指して頑張りたい」とV宣言。「チャレンジャー。失うものはない。思い切っていける」。唯一のアマが恐れず、松山の背中を追いかける。

最新のカテゴリー記事