
15番、ティーショットを放つ中島啓太。初日6アンダーで3位タイ(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
賞金ランク1位の中島啓太(フリー)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの65で回り、2打差の3位と好発進。イーグルなどで前半を4つ伸ばして折り返し。後半に入っても大きく崩れることはなく、「前半で順調に伸ばすことができて、後半少し失速したんですけど、最後いいバーディーで終われた」とうなずいた。
前半は下りのパッティングが多かったが、距離感を合わせてスコアを伸ばした。7番パー5では2オンにわずかに届かなかったが、3打目のグリーン手前ラフから8ヤードのアプローチがカップに吸い込まれた。「ラッキーだったので、いい流れで後半には入れた」と勢いをつけた。
首位の松山とは2打差。リーダーボードを見ながら、上位のスコアを意識しながらのラウンドだった。14番で最初のボギーとなり「流れが止まってしまった。ストレスも溜まった」と自らにいら立ちもあったと話す。だが、最終18番パー5は2オンに成功しバーディー締め。「集中して終われた」と第2ラウンドに向けていい流れで終われたという。
松山との同組への思いも語った。「もちろん一緒に回りたい。それが最終日の最終組であれば一番いいと思うので、しっかり食らいついて頑張りたい」と上だけを見て残り3日間へ向かう。予選ラウンドでの同組はあると思ったかを問われると「あると思っていました」と報道陣を笑わせた。「優勝した選手が海外に挑戦しているイメージが強い大会なので、自分も優勝を目指してプレーしたい。優勝して海外に行けるように頑張りたい」。米ツアー挑戦への思いが強い中島が、大会Vから海外進出を目指す。