中島啓太「ワクワクしている」「最後まで諦めずにプレー」米ツアー最終予選会に出発


米ツアー予選会に向けて出発した中島啓太(カメラ・高木 恵)

米ツアー予選会に向けて出発した中島啓太(カメラ・高木 恵)

 男子プロゴルフで今季3勝を挙げ賞金王に輝いた中島啓太(フリー)が9日、米ツアー最終予選会(14~17日、フロリダ)に向けて羽田空港から出発した。「ワクワクしている。しっかり現地で、いいパフォーマンスを出せるようにしたい」。白のニット帽姿で、笑顔で意気込みを語った。

 国内ツアーの最終戦日本シリーズJTカップは2位だった。「シーズンがまだ終わっていないような感じだった。この1週間、変わらないように、いつも通り準備できたと思う。もちろん厳しい戦いになるが、年内最後の試合になるので、最後まで諦めずにプレーしたい」。いい緊張感を持って、調整を続けてきた。

 上位5位タイまでが来季のツアー本戦、40位タイまでが成績に応じて下部ツアーの限定的な出場権を獲得する。「トップ5に入る入らないの試合なので、不安ももちろんあるが、それも含めて楽しんできたい。せっかく状態がいい時に挑戦できる試合なので、優勝を目指してやっていきたい」と力強い言葉を並べた。

 今回は白神一輝キャディーと、8月のSansan・KBCオーガスタ以来となるタッグを組む。「一輝さんは桂川(有人)さんの海外の試合にも行っているし、怖いものなし。コミニュケーションも取りやすい」と信頼を置く。「どんな結果になっても、来年はいろんなことに挑戦したいと思っているので、それのまず最初のスタートとしていいプレーをしたい。厳しい戦いになるが、自分のゴルフに自信をもって1週間戦っていきたい」と低音ボイスに決意を込めた。

 ◆米男子ツアー最終予選会(通称Qスクール) 14日から4日間、ツアー本戦と同下部のコーンフェリーツアーの来季出場権をかけ、米フロリダ州のTPCソーグラス・ダイズバレーコース、ソーグラスCCの2コースで開かれる。予選落ちのない72ホールストロークプレー方式。上位5位タイまでが来季のツアー本戦、40位タイまでが成績に応じて下部ツアーの限定的な出場権を獲得。中島は、11月13日時点での日本ツアー賞金ランク1位の資格で出場する。

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