◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 第2日(23日、宮崎・UMKCC=6545ヤード、パー72)
4位から出た山下美夢有(みゆう、加賀電子)は6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算12アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。前半に2つ伸ばすと、13番からは4連続バーディー。14番で左奥19ヤードからチップインバーディーを奪うと、15番、16番はともに13メートルの長いパットを沈めた。
会見では「今日は比較的ショットはあまりついていなかったが、パッティングが入った。(14番の)アプローチは結果入ってくれた感じで、狙いにいったという感じではなかった。強く入ってしまい、思ったよりファーストバウンドが跳ねて、入ってなかったら4メートル近くは(オーバーして)行っていた」と振り返った。
今季は開幕から19位、15位、14位で、4戦目で訪れた今季初優勝のチャンス。目標であるパリ五輪出場や今季海外メジャー初戦のシェブロン選手権(4月)に向けても弾みをつけたいところ。現状の世界ランク(日本勢4番手の26位)についても「あまりチェックはしていなくて。私自身、今あまり良い状態ではないので、そういうのを気にするより、とりあえず目の前のことをしっかりやらなくてはいけない」と、調子を上げることに注力している。
1打差2位で迎える最終日へ「天気がホンマにあやしいというか、気になる。結構雨が降ると思うので、その中でも落ち着いてプレーするのが一番大事になってくる」と強調した。妹・蘭さんをキャディーで起用する一戦で、2日連続ボギーなしと上り調子の女王が今季初Vへ突き進む。