【江沢亜弥のベーシックゴルフ】スタート前の準備


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 今回はスタート前の準備について説明します。私は信頼するトレーナーの八代直也さんに指導を受けています。そのメニューの一部を紹介します。

 〈1〉大股で腰を落としながら10歩歩き、同じように10歩戻ります。
 〈2〉足を外側にゆっくり回しながら10歩歩き、同じように10歩戻ります。
 〈1〉も〈2〉も股関節の可動域を広げることが目的です。上半身は地面に対し、垂直を保ち、ブレないようにします。
 〈3〉スクワットを10回。無理をして深く腰を落とす必要はありません。ただ、上半身は前かがみにならないように気をつけてください。〈1〉〈2〉と同様に上半身は垂直になるように意識します。
 このウォーミングアップをすることで眠っていた筋肉が起きてくるのです。
 アマチュアゴルファーの皆さんの中には〈4〉スタート前に肘を押さえて肩回りをストレッチしている人がいると思います。実は、これは一番、やってはダメなことです。このストレッチは筋肉が緩むだけです。決してスイングにいいことはありません。
 スタート前の準備の基本は「寝ている筋肉を起こす」ことなのです。
 ◆江沢 亜弥(えざわ・あや)1994年4月21日、埼玉・日高市生まれ。21歳。大東建託所属。3歳でゴルフを始め、8歳から大宮英二プロ(47)の指導で本格的に取り組む。埼玉栄高2年時に1学年先輩の渡辺彩香(21)らとともに全国高校選手権で団体優勝。13年に卒業し、同年8月のプロテストに一発合格。昨年、ツアー優先出場権を争う最終予選会で21位になり、今季のほぼすべての試合の出場権を獲得。趣味はショッピングとネイルアート。家族は父・利光さん(47)、母・佳子さん(48)、妹・亜季さん(17)。161センチ、53キロ。

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