
9番、ティーショットを放ち、クラブから手を離すショーン・ノリス(カメラ・谷口 健二)
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 日本プロ選手権 第3日(24日、岐阜・三甲GC谷汲C=7337ヤード、パー72)
通算14アンダーの単独トップでホールアウトしていたショーン・ノリス(南アフリカ)のスコアが12アンダーに修正になり、67をマークした生源寺龍憲(フリー)と12アンダーで首位に並んだ。
14番パー5グリーン上でのノリスのプレーについて、視聴者から大会に電話があった。マークをした際、マーカーを球の真下まで入れており、リプレースする際、球がカップ方面に近づいていたとの指摘だった。誤所からのプレーとなり2罰打が下され、パーからダブルボギーに修正になった。
天野克彦競技委員長が午後3時半に会見し、報道陣に詳細を報告した。ノリスのプレー中に指摘があり、スコア提出後にノリス本人が同席したうえで、テレビ映像を拡大画面でスローで確認。天野委員長によると「ノリス選手は納得していた。『分かった』と言っていた」という。
69で回った細野勇策(三共グループ)が11アンダーで3位。22年覇者の堀川未来夢(Wave Energy)は67をマークし、10アンダー4位に浮上した。昨年覇者の杉浦悠太(フリー)は69で回り、9アンダー5位。19年覇者の石川遼(カシオ)は71、8アンダー8位で最終日を迎える。ノリスのスコア修正により、今季最初の国内メジャーは一気に大混戦となった。