
自己最高の2位に入ったルーキーの福住修(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 最終日(9日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)
降雨によるコースコンディション不良のため最終ラウンドは中止になり、54ホールの短縮競技になった。杉浦悠太(フリー)が通算13アンダーで今季初優勝を手にした。昨年の日本プロ選手権以来となる通算3勝目。来年日本で開催される米ツアー「ベイカレントクラシック」の出場資格を獲得した。
22歳のルーキー、福住修(ゴルフ5)は自己最高の2位で大会を終えた。「最終日にプレーできなかったことはすごく残念だけど、次につなげられたいう点は良かった」と笑みを浮かべた。前週のフォーティネット・プレーヤーズ・カップで8位に入り、「前週大会トップ10」のカテゴリーで今大会へ。再びトップ10入りを決め、次週の三井住友VISA太平洋マスターズ(13~16日、静岡・太平洋C御殿場C)切符をつかんだ。「なんとか首の皮一枚で来週も出場できるので、今週の最終日がなくなった悔しい思いを来週にぶつけたい」。同コースで開催された昨年のアジアアマチュア選手権は8位。プロとして、御殿場に帰る。
短縮競技になったため加算賞金は75%(主催者の厚意により支払いは全額)になり、2位は438万円。今季獲得賞金を1093万円とし、来季シード獲得へ大きく前進した。「ここまでつないで来られてシードも見える位置にいるので、来週もトップ10を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

