
1番、ティーショットを放つ荒木優奈(カメラ・谷口 健二)
◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日(9日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)
20歳ルーキーの荒木優奈(Sky)は米ツアー初優勝を逃し、2位に終わった。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)とのプレーオフ(PO)で敗れた。
最終ラウンドは降雨によるコースコンディション不良のため競技中止。競技は54ホールに短縮され、第3R終了時に15アンダーの首位で並んだ2人のプレーオフ(PO)に突入した。
雨が降りしきる中、18番パー5をパー3(実測129ヤード)に変更して実施。荒木はPO1ホール目で第1打をグリーン奥に外し、2メートルのパーパットを外してボギー。パーで終えた畑岡に敗れた。ルーキーでは初となる米ツアー初優勝と、9月のゴルフ5レディス以来となる今季2勝目はならなかった。
荒木はPOのティーショットについて「いい感じに打てたと思ったけど、(思ったより)飛んじゃった。何で飛んだかは分からない」。中断から3時間半以上たってPOに突入したが「時間の使い方が分からなかったし、最後は緊張しすぎて手の感覚がなかった。強く打てなかったのが悔しい」と悔し涙を流した。
最終日は最終組でプレー。「5ホールまでしか最終組のプレーはなかったけど、雰囲気は感じられたし、楽しかった。最初の3日のプレーは私の中でも一番いいプレーができたので、この4日間はすごく良かったと思う。今日も2番でボギーを打ってから4番でバーディーを取れたので、内容は良かった」と振り返った。

