畑岡奈紗が涙の3年ぶり7勝目 荒木優奈との異例PO制し、日米通算12勝目 TOTOジャパンクラシック


優勝トロフィーを手に笑顔の畑岡奈紗(カメラ・谷口 健二)

優勝トロフィーを手に笑顔の畑岡奈紗(カメラ・谷口 健二)

◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日(9日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)

 畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が米ツアー3年ぶり7勝目となる日米通算12勝目を飾った。

 最終ラウンドは降雨によるコースコンディション不良のため競技中止。競技は54ホールに短縮され、第3R終了時に15アンダーの首位で並んだ2人のプレーオフ(PO)に突入した。

 雨が降りしきる中、18番パー5がパー3(実測129ヤード)で実施。PO1ホール目でボギーをたたいた荒木に対し、畑岡は2メートルのパーパットを沈めて優勝を決め、両手を突き上げた。18年大会以来の制覇にうれし涙を流した。

 ◆畑岡 奈紗(はたおか・なさ)1999年1月13日、茨城・笠間市生まれ。26歳。11歳でゴルフを始め、2014年日本ジュニア2位。15、16年世界ジュニア優勝。16年全米女子アマ8強。16年に日本女子オープンで17歳で史上最年少優勝し、プロ転向。17年大会で連覇。18年アーカンソー選手権で米ツアー初優勝。日米通算12勝。名前は米航空宇宙局(NASA)に由来。小学生時代は野球に励み、家族は両親と妹。158センチ。

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