◆女子プロゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日(27日、兵庫・マスターズGC=6510ヤード、パー72、観衆7249)
ホステスプロのイ・ボミ(31)=延田グループ=は、通算13アンダーで首位と1打差の2位に終わった。約2年ぶりの最終日最終組となり、首位を走っていたテレサ・ルー(台湾)がスコアを落とす中で、7番では15メートルを沈めるなど着実にスコアを伸ばした。4バーディー、ノーボギーで一時は首位にも立ったが、最後は優勝した柏原に1打及ばず。2017年のCATレディース以来、約2年ぶりの優勝とはならなかった。
それでも記者の前に現れたボミは開口一番「みんな応援してたでしょ? ありがとございます」と笑顔を見せ、場をなごませた。そして久々に優勝争いを繰り広げた4日間についても「すごく集中できて、楽しかった1週間でした。今日ボギーがなかったのは良いプレーをした結果」と振り返った。
今大会で最終日最終組を回ったのは2015年以来となる。その時は緊張のあまり化粧を忘れ、その写真が翌年の所属先のカレンダーに使われた。4年経ってもその後悔は消えることはなく、リベンジの意味も込めてこの日はメイクをしっかり施し、赤のウェアに黒のスカートとタイガー・ウッズが今年のマスターズを制した時と同じ組み合わせで登場。「化粧して良いプレーをするぞ!と思っていました」とおどけた。優勝は逃したが、復活を予感させる4日間だった。