三浦桃香、厳しい合格圏まで8差…全身の発疹悪化「1年間休めということなのかな…」


10番ティーグラウンドでしゃがみ込む三浦桃香

10番ティーグラウンドでしゃがみ込む三浦桃香

 ◆女子ゴルフ 最終プロテスト第3日(7日、岡山・JFE瀬戸内海GC=6398ヤード、パー72)

 単年登録でツアーに参戦し、プロテスト3度目の受験の三浦桃香(20)=アウトソーシング=は2バーディー、3ボギーの73。通算8オーバーで78位に浮上したが、合格圏まで8打差と崖っぷちの状況は変わらず。体調も万全にはほど遠く、結果次第では来季の休養を示唆した。競技は4日間72ホールで争われ、20位タイまでが合格。この日、84位以下の17人は最終ラウンドに進めなかった。

 マスク姿で報道陣に対応した三浦は涙目だった。「体中が痛くてかゆい。集中しようと頑張っているけど、体がついてこない」。ここ2か月体調が優れず、最近は手首や首筋など全身の発疹が悪化しており、悲痛な思いを口にした。

 合格圏の20位タイまでは8打差で、予選会の第1ステージに出場できる合格から2打差以内の条件も厳しい。このままでは来季は下部ツアーにも出場できない。「1年間休めということなのかな。ゴルフ以外に自分のしたいことをしたり…」と弱気な言葉も飛び出した。

 今季ツアーでは24試合に出場も、予選通過6回と結果を残せなかった。98年度生まれで黄金世代の一員は「悔しい。最終日は応援してくれる方のためにも、最善を尽くすだけ」と声を絞り出した。(岩原 正幸)

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