美人プロ原英莉花が「裏街道」で快進撃 78位から12位に急浮上


原英莉花

原英莉花

 ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 第2日(5日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC=6571ヤード、パー72)

 第1日に78位と出遅れた原英莉花(21)=日本通運=が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算5アンダーで首位と6打差の12位に急浮上した。4位スタートの小祝さくら(22)=ニトリ=が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算11アンダーで首位に立った。8月のNEC軽井沢72、先週のニトリレディスと2試合連続で優勝した笹生優花(19)=ICTSI=は通算2アンダーの47位で、ぎりぎりで予選を通過した。

 「裏街道」と呼ばれる10番からスタートした人気の美人プロ原英莉花は7番、8番で連続バーディーを奪うと、最終9番パー4では残り126ヤードの第2打をピンそばにつけて3連続バーティーでフィニッシュ。一気に順位を上げた。「昨日(4日)も感触は悪くなかった。きょうは行けそう、と思っていました。全ホールでパーオンできた。気持ち良くプレーできました」と笑顔で話した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕が大幅に遅れた今季、原英莉花は開幕戦のアース・モンダミンカップ(6月)では5位と健闘したが、NEC軽井沢72、ニトリレディスと2試合連続で予選落ち。その2試合では、ともに尾崎将司(73)を師匠とする妹弟子の笹生が見事に連勝した。第1日に同組で回った笹生について「アイアンが上手で、アプローチが柔らかい」と、その実力を高く評価。さらに「優花はジャンボ(尾崎)さんに『アイアン貸してください』と言って借りて、でも、合わないからと、すぐに返したり。勇気ある行動をしますね」と“大物ぶり”を証言する。妹弟子の強さを認めた上で、ただ、姉弟子の意地として負けるわけにはいかない。最終日は、さらに上位を目指す。

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