笠りつ子が首位キープ 5年ぶりの6勝目&不適切発言騒動後の初Vまで残り9ホール


5番、ティーショットを放つ笠りつ子

5番、ティーショットを放つ笠りつ子

◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス 最終日(6日、新潟・ヨネックスCC=6435ヤード、パー72)

 最終組がハーフターンした。首位から出た笠りつ子が前半9ホールを1バーディー、ボギーなしの35で回り、通算10アンダーで首位をキープしている。今大会、ここまで45ホールでボギーなし。グリーンを外しても、しぶとくパーを拾い、堅実なゴルフを続けている。

 33歳の笠は、これまでツアー通算5勝を挙げているが、最後の栄冠は2016年のニトリレディスまでさかのぼる。その間、2019年のマスターズGCレディースの会場で大会関係者に不適切な発言をする騒動を起こした。関係者をはじめゴルフファンに謝罪し「ゴルフを辞めようと思っていた」と引退を考えたことも明かした。その後「強く優しい女性になれたら」と再起を誓った。5年ぶりの6勝目、そして、不適切発言後としては初めての優勝に向けて懸命に戦う笠は、勝負のサンデーバックナイン(最終日の後半9ホール)に向かった。

 2打差の2位に岸辺桃子と三ケ島かなが追う。3打差の3位に山城奈々、4打差の5位に山路晶が続く。

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