メダル候補の松山英樹が五輪会場で練習ラウンドを開始「調子はだいぶ良くなってきている」


 男子ゴルフの米ツアー6勝で東京五輪日本代表の松山英樹が25日、猛暑の中、五輪会場の埼玉・霞ケ関CC(7447ヤード、パー71)で1番からの9ホールを練習ラウンドした。

 松山は2017年11月のトランプ米大統領、安倍普三首相とプレーして以来となる霞ケ関CCでのラウンド。米ツアー3勝で日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチも視察に同行する中、グリーン周りを中心にコースをチェックして回った。

 国際ゴルフ連盟はこの日、6月のメジャー、全米オープン王者で世界ランク1位のジョン・ラーム(スペイン)、世界ランク6位で米国代表だった昨年の全米オープン王者のブライソン・デシャンボー(米国)がともに来日前の新型コロナウイルス検査で陽性となり、東京五輪に出場できなくなったことを発表。有力な金メダル候補が、まさかの形で相次ぐ戦線離脱となった。

 一方、松山は今月初めに新型コロナ陽性となり、米国内の自宅で11日間の自主隔離と静養を続けて復帰してきた。この日、松山は国際ゴルフ連盟を通じて「今の調子はだいぶ良くなってきているので五輪はすごく楽しみです。やっと五輪が始まるなという感じで、気が引き締まる思いですし、良い試合が出来るといいなと思っています。コロナになって以降はあまり練習がちゃんとできなかったんですけど、日本に帰ってきてからは少しできているんで楽しみかなと思っています」などとコメントした。日本ゴルフ界初の五輪メダル獲得を目指すマスターズ王者は、体調もゴルフの状態も順調な回復ぶりを印象づけた。

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