【女子ゴルフ】「おばあちゃんの力で…」引き寄せた日本初V 「キューティフル」パク・ヒョンギョン「また日本で会いましょう」


優勝が決まりガッツポーズするパク・ヒョンギョン(カメラ・渡辺 朋美)

優勝が決まりガッツポーズするパク・ヒョンギョン(カメラ・渡辺 朋美)

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6699ヤード、パー72)

 ツアー史上5度目の月曜決戦は、韓国ツアー8勝で「キューティフル」が愛称の朴ヒョン径(パク・ヒョンギョン、26)が最終ラウンドを5バーディー、1ボギーの68で回って通算12アンダーで逃げ切り、日本4戦目で初優勝を飾った。国内ツアー史上最高の賞金総額4億円大会を制し、優勝賞金7200万円を獲得した。「イ・ボミ2世」との呼び声が高い人気プロは、日本ツアー参戦も視野に入れた。

 勝利を手中に収めて上がった最終18番のグリーン。朴の3メートルのバーディーパットは思いのほか、ショートした。手を口に当て、肩をすくめるしぐさがチャーミング。50センチ近く残ったウィニングパットをしっかりと沈めると、天を見上げた。「5日間の競技は人生で初めて。おばあちゃんの力もあって集中できた。1年ぶりの優勝は本当にうれしい」。20日に亡くなった祖母を思い、感謝した。

 30ホールの長丁場を戦い抜いた。「優勝までのキーになったホール」は9番パー3。グリーン外からの20ヤードをパターでねじ込みバーディーで流れを引き寄せると、14番でも5メートルの好機を決めてバーディー、17番は3メートルを沈めてパーセーブ。4戦目での日本ツアー初優勝だった。11月30日までにJLPGAに入会すれば、来季までのシード権が得られる。権利の行使については「今後、ゆっくり考えたい」とした。

 本格参戦については検討中だが、今後も日本ツアーへの参戦を予定。キャディーを務める元プロゴルファーの父・セスさんは「当分は(日韓を)行ったり来たりになると思う」とプランを語った。日本ツアーで15、16年賞金女王に輝いたイ・ボミをほうふつとさせる存在で、「ボミ2世」と話題になることが多い。「私でいいんですか?という気持ち。ずっと憧れで、手の届かない存在。そんなふうに言っていただけることに感謝」とはにかんだキューティフル。日本語で「また会いましょう」の言葉を残し、会見場を後にした。(高木 恵)

 ◆朴 ヒョン径(パク・ヒョンギョン)2000年1月7日、韓国の全羅北道・益山市生まれ。26歳。08年7月31日、プロゴルファーだった父から「君は今日からゴルファーになれ」と練習場に連れて行かれ、8歳でゴルフを始める。18年にプロ転向。韓国ツアーは20年にメジャー大会で初優勝し、昨年までに通算8勝。昨季賞金ランクは17位。メインスポンサーは韓国の化粧品メーカー「メディヒール」。167センチ。

 ◆過去の月曜日決戦 女子ツアーで5度目。1997年の日本女子オープンは第3ラウンド(R)が台風により順延され、岡本綾子が46歳で国内メジャー最年長優勝を飾った。コロナ禍の2020年にツアー開幕戦となったアース・モンダミンカップは最終Rが悪天候で中止になり翌日へ。21年の日本女子オープンは第2Rが悪天候の中でスタートも選手から「こんな状況ではできない」と声が上がり翌日に順延、月曜日に最終R。24年アース・モンダミンカップは悪天候による順延が続き月曜決着になった。

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