稲森の逆転Vに感涙した芳賀キャディーのプロ意識…女子の職務放棄問題で注目集めたキャディーの仕事を語る


優勝した稲森佑貴とコンビを組んだ芳賀和希キャディー

優勝した稲森佑貴とコンビを組んだ芳賀和希キャディー

◆男子プロゴルフツアー ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 最終日(26日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 1打差2位からスタートした稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算23アンダーで逆転優勝。5月の中日クラウンズに続いて今季2勝目、通算4勝目。選手会が主催するトーナメントで、フェアウェーキープ率1位(前週まで75・714%)の「ツアー一曲がらない男」が勝ち切った。

 優勝の瞬間、稲森のバッグを担いだ芳賀和希キャディーは18番グリーンで感動の涙を流した。「きょうはずっと緊張していました。プレーオフを覚悟していましたが、難しい17番、18番でバーディーを取ってくれて優勝が決まった瞬間、緊張の糸が切れて泣いてしまいました」と芳賀キャディーは泣き笑いしながら話した。プロキャディー5年目で初めての優勝だった。稲森は「もらい泣きしそうになりましたよ」と笑顔で話した。同じ最終組で回り、惜しくも優勝を逃した49歳のベテラン宮本勝昌(フリー)も「稲森君は強かった。最後、キャディーさんの涙にも感動しました」と稲森と芳賀キャディーに惜しみなく賛辞を送った。

 今週、女子ツアーのアース・モンダミンカップ第1日(23日)ではキャディーの問題が発生した。大西葵のバッグを担いだ大江順一キャディーが選手と意見の相違でバッグを運ばない「職務放棄」と見られる行為があった。プロキャディーという存在が注目される中、芳賀キャディーの爽やかな涙は際立った。

 芳賀キャディーは「僕の仕事は選手に気持ちよくプレーしてもらうことです」とキャディーとしての自身の信条を明かした。稲森は「いつもテンションが高い。きょうも9番でボギーをたたいて僕がシュンとなってしまったところ『次、頑張ろう』と気持ちを上げてくれました」と同じ27歳の相棒に感謝した。

 1打差の2位は23歳の大西魁斗(ZOZO)で惜しくも初優勝を逃した。首位から出た宮本は後半に二つスコアを落とし、2打差の3位。池田勇太(フリー)、桂川有人(国際スポーツ振興協会)も3位だった。

 26位からスタートした石川遼(カシオ)は通算10アンダーで33位だった。

最新のカテゴリー記事