西村優菜、米女子ツアー最終予選会挑戦を表明「挑戦したいと思う時に行かなきゃ」…すでに出場登録済ませる


グリーン練習の合間に笑顔を見せる西村優菜(カメラ・小泉 洋樹)

グリーン練習の合間に笑顔を見せる西村優菜(カメラ・小泉 洋樹)

 日本女子プロゴルフツアー通算6勝の西村優菜(22)=スターツ=が12日、米女子ツアーの来季出場権獲得へ、12月の最終予選会に挑戦すると表明した。今週開幕の国内ツアー、富士通レディースの試合会場(千葉・東急セブンハンドレッドC)で取材に応じ、前週に出場登録を済ませたと明かし「行きたい気持ちが強かった。自分の人生だし、挑戦したいと思う時に行かなきゃと思った」と決意を示した。

 夏場に今季の目標に掲げた海外メジャー3戦に出て、刺激も受けた。昨年の予選会を通過し、今季から米女子ツアーを主戦場に戦う同じミレニアム世代の古江彩佳と再会した際に「海外の試合でえってぃー(=古江)が楽しそうで『高いレベルでやれて楽しい』と言っていた。プロとして高いレベルでやるのは夢。羨ましかった」。海外転戦後に「行こうかな」と気持ちが傾き始めたという。

 この日は米挑戦を表明済みの勝みなみ(24)と共に練習ラウンドで調整。勝にも決断を報告し、気持ちを高め合った。「ワクワクとドキドキが半々」と率直な胸中を示した西村。11月の国内ツアー今季最終戦、JLPGAツアー選手権リコー杯(宮崎)まで出場し、その後、渡米する見通しだ。(宮下 京香)

 ◆米女子ツアーの最終予選会 12月1~4日、同9~12日に米アラバマ州の2コースで開催され、計8ラウンドの長丁場。45位以上が来季レギュラーツアーの出場権を得られ、通過順で優先順位が決まる。西村は8月の世界ランク75位以内の資格で2次予選会(10月)が免除され、最終から。昨年は古江が7位、渋野日向子が20位で通り、ツアーメンバーとなった。

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