
10番ティーショットを放ち笑顔を見せる青木瀬令奈。初日5アンダーで首位に立った(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 第1日(21日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)
青木瀬令奈(リシャール・ミル)が6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、2017年3月のヨコハマタイヤPRGRレディス以来となる単独首位発進。「前半はショットでバーディーを取れた。初日からいいスタートを切れたのは久々の感覚。良いゴルフができてよかった」と、この日の18ホールに笑顔を見せた。
紫CCはキャディーを務める大西翔太コーチが幼少期からラウンドしていたコースとあり、スタート前に「今日は任せて」と力強い言葉をかけてもらった。4番パー5で第3打を1・5メートルにつけ、5番は140ヤードの第2打を8番アイアンで1メートルにからめた。6番パー3はユーティリティーで2メートルに運び3連続バーディーを奪った。「風や打ち出したい方向をすりあわせながら、毎ショット自信を持って打てた」と振り返った。
オフに入った11月末に精密検査を受けると、両足の親指付け根裏側の種子骨が骨折していることが判明した。負担を減らすために10キロ減量した。今季も痛みとつきあいながら転戦しているが「先週(試合がなくて)1週間休めたのは大きかった」と語った。
昨季はトップ10入りが9回も、優勝争いに加わることはできなかった。「まだ初日だし、っていう気持ちもあるけど、こういうゴルフをあと2日やりきらないと勝てないと思うので、しっかり気を引き締めてやっていきたい」。23年の大王製紙エリエールレディス以来となるツアー6勝目を目指す。