青木香奈子「最高です!」 プロデビュー戦予選突破で賞金決定 スポンサー9社、人気沸騰の24歳ルーキー


6番ティーショットを放つ青木香奈子。通算1アンダーで9位(カメラ・今西 淳)

6番ティーショットを放つ青木香奈子。通算1アンダーで9位(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 第2日(22日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 プロデビュー戦となった青木香奈子(マイナビ)が3バーディー、3ボギーでイーブンパーの72で回った。通算1アンダーで初日8位から9位に後退したが、目標に掲げていた予選通過に成功した。

 週末に観客6503人が集まり「ギャラリーの方の多さにビックリした」とスタートした。3番で5メートルの下りスライス、4番は3メートルのフックライン、5番は手前のカラーから約9メートルをチップインで3連続バーディー。6番、11番でスコアを落とし、その後はパーが続いたが、最終18番で1メートルのパーパットを外して終えた。

 「最後のパットが悔やまれるけど、目標の予選通過ができて一安心した」。予選突破で初賞金を得ることが決まり「最高です! 予選通過を目標にしてたので、ここまでくるとさらに賞金がほしい気持ちが出てる。家族においしいごはんをごちそうしたり、車が好きなので貯金します」と笑顔がはじけた。

 国内28勝で元世界ランク1位の申ジエ(韓国)、国内3勝の大里桃子(伊藤園)と同組で回り、学びは多かった。青木は「ショットが良くなくてもアプローチとパターで耐えて、チャンスがきたらベタッとつけてバーディー。本当にすごい。特に12番ロングホールの申ジエさんのロブショットのアプローチ。私なら転がして1ピンに寄れば…と思うショットだけど、申ジエさんはロブでマウンドを越えて落とした」とスキルの高さに脱帽した。

 昨年11月、6度目受験となったプロテストで合格。今季はプロデビュー前に9社とスポンサー契約する人気ぶりだ。インスタグラムのフォロワーは6万人を超え、大会中に増加。24歳の注目ルーキーは「そうなんですね! 7万人が近いかもですね」と目を丸くした。

 首位の吉田優利(エプソン)と11打差の9位で最終日を迎える。「できるだけいい位置で終わりたい」と上位フィニッシュを狙う。

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