馬場咲希 米ツアーベスト「66」で初のトップ10入りが確実に 「いいスコアを出したい気持ちが強かった」


◆米女子プロゴルフツアー フォード選手権 最終日(30日、米アリゾナ州・ワールウインドGC=6661ヤード、パー72)

 首位と6打差の14位から出たツアールーキーの馬場咲希(サントリー)は7バーディー、1ボギーの米ツアー自己最少の66をマークし、通算18アンダーで暫定6位としている。ツアーでは自身初のトップ10入りを確実としている。

 ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ、「前半がいい感じに伸ばすことができた。耐えるところは耐えて、17番(パー5)も2打目をいい位置につけることができたので、良かった」と笑顔で振り返った。

 2番パー5を2オン2パットでバーディー発進。3番パー3ではグリーン右サイドに外すも、次をパターで沈めて連続で伸ばした。7番パー5では3打目をピンに絡め、8、9番でもバーディーを奪い、首位を猛追した。10番では3パットのボギーを喫したが、パー5の12、17番で伸ばした。14番ではグリーン右からのアプローチが8メートルショート。大きなピンチだったが、パーパットをねじ込み、切り抜ける場面もあった。

 この日はパリ五輪金メダルのリディア・コ(ニュージーランド)と2サムでのラウンド。「昨日、(最終日の)組み合わせを見たときに、『びっくり!』みたいな感じでうれしかった。実際、ラウンドしてみてすごい楽しかったし、いいショットをしたときには声をかけてくれたり、話しかけてくれたり優しい方だった」と2人で伸ばし合い、充実した一日となったようだ。

 4日間60台を並べ、上位で大会を終えた。最終ラウンドのスタート前は「これまでの3日間より、いいスコアを出したい気持ちが強かった」。目標通りに前日の「67」を1打更新し、米ツアー自己ベストの「66」をマークした。「最後まで諦めずプレーできて、たくさん収穫になった」と上位フィニッシュに手応えをつかんだ。

 この日は何度もアプローチを寄せ、ストレスフリーのパーパットを打つことも多かった。「ショートゲームが良くなってきている。ショットがもう少し安定してくれば」と日本に帰国し、3週後の次戦に備えるという。「自分のゴルフができるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

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