堀川未来夢「またいつか」から2打差4位の逆転圏内に浮上 メジャー3勝目へ


1番、笑顔でスタートを待つ堀川未来夢(カメラ・谷口 健二)

1番、笑顔でスタートを待つ堀川未来夢(カメラ・谷口 健二)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 日本プロ選手権 第3日(24日、岐阜・三甲GC谷汲C=7337ヤード、パー72)

 2022年大会覇者の堀川未来夢(Wave Energy)が6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコアとなる67をマークし、通算10アンダーでトップと2打差の4位に浮上した。「ショットが良かったけど、パットも良かった。難しい所でしのげた」と自身のプレーを評価した。

 連続バーディーでスタートすると、10番では4メートルを沈めてパーをセーブ。16番で第2打をピンにからめ、226ヤードの17番パー3では7番ウッドで1メートル半につけるなど、終盤に追い上げを見せた。

 前週の関西オープンは欠場し、体を休めつつゴルフの調子を整えた。「開幕から毎試合シャンクが出ていた。毎回フェアウェーからでも右が気になる。今週は今のところはまだ出ていないけど、まだ嫌な感じは残っているので警戒しながら」と慎重な口ぶり。

 スタート前はトップのショーン・ノリスと10打差あった。「2位狙いでした」と冗談めかした堀川。自身がホールアウトした時点で、その差は5打あり「(最終組のノリスが)あがってみたら7打差ぐらいになるかもしれない」と白旗ムードだったが、競技終了後にノリスの規則違反が判明し2罰打が科され、2打差で最終日を迎えることになった。

 「気持ちはどの試合も全力でやっているけど、メジャーは優勝したときの恩恵が大きい。複数年シードはやはり魅力だし、優勝したい気持ちはあるけど…まあ、またいつかですね(笑)。3打差ぐらいだと意識して頑張れるけど。5打差、6打差だと…」と話していたが、一気に逆転圏内に。19年日本ツアー選手権、22年日本プロに続くメジャー3勝目へ、最終組の一つ前からプレッシャーをかける。

最新のカテゴリー記事