
10番、ティーショットを放つ武藤俊憲(カメラ・谷口 健二)
◆男子プロゴルフツアー ミズノオープン 第1日(29日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)
47歳の武藤俊憲(フリー)が6バーディーの6アンダー66で暫定トップに立った。ノーボギーに「よかったですよね。全体的に。ここまでパターが入るとうれしい」と笑みを浮かべた。
6番は4メートル、7番は5メートルを沈めるなど、2度の連続バーディーでスコアを伸ばした。武藤にとっては今季ツアー初戦。「ここ5年、自分にとっていいコースがない。若い頃の攻め方はやめようと。昔はピンに対して狙っていけたけど、もうダメなんだなと。違うクラブを選択してマネジメントも違う攻め方に変えた」と、一からゴルフを見直した。
今までは体のしなりを生かして打っていたが、年齢とともに衰えてくるため、しなりのあるクラブに変更。飛距離が落ちることも受け止め、「狙ったところに打てるように」とさらに技術を磨いた。武藤は「やっといいゴルフになってきた。手応えはあった」と振り返った。
今大会は、有資格者を除く上位3人が海外メジャー、全英オープン(7月、ロイヤルポートラッシュGC)の出場資格を得る。「行ければ行きたい。誰もが行ってよかったと思える場所。行っていいよって言われるように頑張ります」と、6年ぶりに8勝目を挙げ、全英切符をつかむ。