
トークショーでゴルフの楽しさを存分に語った古閑美保さん(カメラ・竹内達朗)
日本女子プロゴルフツアーの2008年賞金女王で2011年に引退した古閑美保さん(42)が30日、東京・千代田区丸の内の丸ビルでトークショーを行った。イベントの合間に取材に応じ、昨年11月に第一子となる男児を出産し、子育ての楽しさを存分に語った。
古閑さんは昨年、プロゴルファーの野田早人と再婚し、11月に出産。「子供がずっと欲しかったので、今、子育てが楽しくしようがありません。子育ては大変ですけど、すぐに大きくなって抱っこもできなくなるんですよ。今、その時間を楽しんでいます。将来、一緒にゴルフをしたい」と満面の笑みで話した。
引退して、すでに14年。「今もダンロップさんに契約してもらい、ゴルフは一生続いていきます」と話す。45歳以上の女子プロを対象にした「レジェンズツアー」の出場資格が間近に迫ってきたが「競技は仕事にしたくない」と即答。ただ、その後「レジェンズツアーは楽しい、と聞きます。ちょっと考えます」と、将来の参戦に含みを持たせた。
最近の日本女子ゴルフ界については「(選手の)入れ替わりが激しいですよね」と感嘆。米女子ツアーメジャー第2戦の全米女子オープン(29日~6月1日、米ウィスコンシン州エリンヒルズ)では竹田麗央(ヤマエグループHD)が首位タイでスタートした。「同じ熊本県出身です。竹田はすごい。飛ぶし、曲がらない」と称賛した。全米女子オープンには日本人選手が21人も参加。「マインドが変わったと思う。メジャーで勝つことが難しいことではなくなった」と、竹田をはじめ、日本人選手の優勝に期待した。