
1番、ティーショットを放つ藤田光里
ゴルフの「長嶋茂雄メモリアルセガサミーチャリティープロアマ大会」が24日、千歳市のザ・ノースカントリーGCで行われた。札幌市出身で国内女子ツアー1勝の藤田光里(30)=AKRacing=が出場。現在は産休中で、来春のツアー復帰を目指していることを明かした。
小学生の頃から男子ツアーを観戦するため通ったコースで初めてプレーし「身近に感じていたのでうれしかったし、すごく新鮮でした」と満面の笑みを見せた。
昨年2月に同学年の一般男性と結婚し、今年2月には第1子となる長男を出産。昨年11月から産休に入っており、今季は公式戦に出場していない。ただ出産1か月前まで練習場に通い、産後1か月でクラブを握るなどゴルフへの情熱は変わらない。
愛息は母・美香さんに面倒を見てもらうことが多く「母は『行っておいで』と送り出してくれて、ゴルフをしやすい環境にしてもらっている」と感謝する。最近はプロアマ大会などで実戦勘を取り戻しつつある。
まだ産前の体重には戻っていないが「息子を抱っこしたりして、筋肉がついてパワーアップしている。飛距離も少し伸びました」と明かす。11月末に行われる国内女子ツアーの来季出場権を争う予選会(QT)に参戦予定。「来年春の試合復帰を目指している。今はママさんゴルファーも多いので勝てるように頑張りたい」と“光里ママ”の奮闘は続く。
〇…幕別町出身の植竹勇太(29)=セガサミーホールディングス=が団体戦で優勝し、所属プロの意地を見せた。元ハンドボール日本代表の土井レミイ杏利さん(35)ら4人でプレーし「本当に楽しい一日でした」と大喜び。最高気温34度と北海道らしくない猛暑の中だったが「本州と比べたらまだまだ」と奮起。今後のツアーへ「今日みたいに楽しめれば、おのずと結果はついてくる」と前を向いた。