◆米女子プロゴルフツアー ISPS HANDAスコットランド・オープン 第1日(24日、スコットランド・ダンドナルド・リンクス=6538ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、米ツアー初優勝を狙う勝みなみ(明治安田)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と2打差の7位と好発進した。
スーパーショットは、前半で3つ伸ばして迎えた1番パー4で生まれた。グリーン手前のバンカーからのアプローチショットがグリーンを大きく越え、奥のブッシュへ打ち込んだ。「ダブルボギーで収まればいいかな」と放った第4打が直接カップインし、見事にパーセーブした。3番、6番でバーディーを奪い、好スコアで終えた。
前々週のメジャー大会・エビアン選手権(フランス)を68位で終えた後に日本へ帰国し、ホステスプロとして出場した明治安田レディス(宮城)は予選落ち。ハードな長距離移動を経て再び欧州に戻り、時差ボケに見舞われながら臨んだ大会で好スタートを切った。
勝は大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「今日はすごくショットも良かった」と話した。
◆勝みなみ・一問一答
―第1ラウンドを振り返って。
「今日はすごくショットも良くて、最初の方は荒れた部分もあったけど、途中からバーディーが先行してから本当にいい流れでパーも積み重ねたし、バーディーも取れた」
―前半の18番でバーディーを奪い、1番はスーパーパーセーブだった。
「本当に入るとは思ってなかったので、ダブルボギーで収まればいいかなと思ってた。あのパーはすごい大きかった」
―難しいアプローチだった。
「ライ的には薄いところにボールがあってくれて、比較的に簡単なライだった。とりあえず右に落ちることだけは避けて、左側から行こうと思ってたけど、意外と傾斜があって右に転がったので、見てる方からしたら、お願いだからそれ以上行かないでという感じではあった。すごいいいところに落ちたし、いい感じに転がってくれたので良かった」
―後半は風が吹いた。
「最初は(風が)なかったので、このまま弱い感じで行ってくれるかなと思ったけど、途中で風が吹いて、だけど、すごくいいイメージで回れたので良かった」
―時差ボケなど、コンディションは。
「昨日、眠すぎて(夜)8時前に寝た。1回起きたのが(早朝)4時くらいだったので、けっこう寝たなという感じがあった。そこからまた1回寝たけど、すごくいい状態で今日に臨めた」
―5バーディーは明日につながる。
「今日はすごくいいプレーができた。風が強い中でちょっと苦手なクラブを使ったりもあったけど、耐えて耐えてアンダーで回った。明日、こういうゴルフができるように頑張りたい」
―明日に向けて。
「明日は前半と違って風が強い中でのラウンドが多くなると思うので、しっかり耐えて耐えてバーディーを重ねていけたらいいなと思う」