
パットに苦しみ初日2オーバー73位と出遅れた渋野日向子(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 第1日(31日、埼玉・武蔵丘GC=6690ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、2021年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は1バーディー、3ボギーの2オーバー74と崩し、73位と出遅れた。
出だし1番で1メートル弱のバーディーパットがカップに蹴られ、2番はグリーン奥からのアプローチを寄せ切れずにボギーをたたいた。4番パー3で第1打をバンカーに打ち込んでスコアを落とした後、7番で6メートルを沈めて初バーディー。最終18番は第3打がグリーンに届かず、2・5メートルのパーパットを入れられずにボギーで終えた。
一問一答は以下の通り。
◆渋野に聞く
―1番でバーディーパットを決めきれなかった
「1番入っとったらまた流れが変わったと思う。もったいなかったです」
―流れに乗れない1日だったか
「7番でバーディーがきてくれたけど、その後に続かなかった。ピン位置も難しくて、チャンスも少なかった。本当に長いのが入ってくれたらなと思う。1番や13番だったり、チャンスをことごとく外しちゃってるので、非常に難しいラウンドだった」
―8番は4メートルを沈めてパーセーブした
「あれは7番(のバーディー)の流れで入ったのかなと思う。9番で取れなかったり、パー5で全然取れていないのがすごく悔しい。最後もボギーしちゃったし、すごく悔しい終わり方だったので、けっこうショックだった。練習している中で、明日に切り替える時間がちょっとできた」
―パー5で伸ばせていないが、攻め方は間違っていないか
「上についてしまって、シビアな下りのパットが残ることも多かった。スコアにはなってないけど、チームでは『すごくいいゴルフができてたと思うよ』という話にはなった。あとは、かみ合ってくればいいのかなとすごい思った。最初から最後まで、ちゃんと準備してショットを打ってるつもりなので、結果には全くつながってないけど、しっかりめげずにできたらと思う」
―パット練習でもチームのメンバーとよく話してた
「最後のボギーでめちゃめちゃイライラして、イライラを通り越して沈んじゃう瞬間があったけど、全然悪くないし、今年で一番いいゴルフというか、いいプレースタイルだったと言ってもらえた。自分もなかなか今年はボギーを打った後の切り替えが難しくて、そこにすごく悩んでいた。今日も全然結果にはなってないけど、すごく前向きなゴルフはできていたんじゃないかなと思う。何回も言うけど、結果にはなっていないけど。同じスコアであれ、先週のゴルフと今日のゴルフは違うなと自分でも思える内容だったので、続けていったらいいことないかなと思います」
―7番のバーディーパットはライン読みも丁寧だったが、続けていきそうか。3週前にパターを替えたことについては
「替えたことによって、他にも、今まであまりやっていなかったパターの素振りをしてみたりとか、ルーチンを増やしていっている感じではある。悪い方にいっているとは思ってない。入ってはないけど、絶対にかみ合えばいいゴルフができるというのは、富士通(レディース)の1日目だけ証明できている。それがあるから余計に期待しちゃうのもあるけど、そういう日もあったというのが結果に出ている。私はパターを替えて、違うのを試そうかなとは、今のところはまだ思っていない。続けてやっていけたらと思う。替えてもやることは一緒かな」

