
10番スタートホールでキャディーの竹本梨奈さん(右)とポーズをとる政田夢乃。初日3アンダー17位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 第1日(31日、埼玉・武蔵丘GC=6690ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、プロ2年目の政田夢乃(なないろ生命)が5バーディー、2ボギーの3アンダー69で回り、首位と3打差の17位と好発進した。
今大会は、マイナビネクストヒロインツアーで活躍する同い年の女子ゴルファー・竹本梨奈さんをキャディーに起用。昨年9月に続く2度目の「ゆめりな」コンビでバーディーを量産した。前半の14番でボギー後は、政田の地元・北海道の銘菓「白い恋人」を竹本からもらい、励まされた。すると16、17番を連続で伸ばし、後半の8番は数十センチに寄せてバーディーを奪った。
最終9番パー5で迎えた5メートルのバーディーパット。フックかスライスか―。ライン読みに迷った政田は、この日初めて竹本に相談した。「傾斜ないよ~」と助言をもらい、まっすぐ打ち切ってバーディーで締めた。小学4年生から全国大会でともにプレーし、プライベートでも仲良し。1か月前にご飯を食べた時にキャディーをお願いし、快諾されて実現した。政田は「話しやすいし、楽しかった。自分らしいプレーができている」と感謝した。
3週前からドライバーのシャフトとヘッドを全て変更。左に曲がるミスが減り「クラブのバランスや流れも良くなって振りやすくなった。ショットが安定してきたので、自分がやりたいように回ってる感じです」と好調の理由を明かした。
夏場は予選落ちも多かったが、直近4試合は予選を通過して安定したプレーができている。メルセデス・ランクは66位。来季シード圏内の50位入りを目指している。「自分らしいゴルフをして、1つでも上の順位にいけるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

