
2日続けて自己ベストを更新した清本美波(カメラ・高木 恵)
◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(24日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6485ヤード、パー72)
第2ラウンドが進行中。プロ3年目の20歳、清本美波(ジェイテクト)が5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算9アンダーの上位でホールアウト。初日に記録した68の自己ベストを、2日連続で更新した。「練習の時からスイングが切れていて、体の状態も良かった。自信を持ったままスタートできた」。2戦連続予選突破はアマチュア時代の2021年以来で、プロ転向後では初となった。
前半で3つ伸ばして折り返すと、12番パー3で13メートルのバーディーパットをねじ込み、14番では残り166ヤードの第2打を5ユーティリティーで1メートルに絡めて伸ばした。「いつもはボギーが先行して、バーディーがなかなか取れずというゴルフだったけど、今回は攻めるスタイルを貫けた」と胸を張った。
2023年のプロテストをトップで合格した20歳は、苦しんできた。「ずっとスイングに悩んでいた。自信がどんどんなくなっていった」。24年以降、前週まで通算37試合に出場し、予選突破は3度だけ。「プロテストトップ通過」の枕詞がついて回った。結果が出ず「申し訳ないみたいな気持ちが多かった」と打ち明けた。
コースに向かうことがつらい日だってあったが「100点のゴルフじゃなくていいから学ぼうと。毎試合課題を持ってやっていた」。メンタルがどん底まで落ち込んだ時は、ツアーに帯同する母・一美さんがカツを入れてくれた。「とりあえず出なさい。出ないと変わらない」と試合会場に引っ張り出してくれた。
感覚重視でゴルフを続けてきたが、データを大切にするようになった。以前は弾道計測器の飛距離の項目しか見ていなかった。「トップ選手がやっているのを見て、自分も取り組むようになった」。スイングの軌道、球の打ち出し角度と最高到達点を注視。「私は球が低いので攻め方が限られてしまう。持ち球がドローなので(グリーンで球が)全然止まらない」。高弾道を求めて取り組んでいる。
愛知を拠点にする柴田祐次コーチに、昨年から師事。今週はキャディーも努めてもらっている。試合がない日は、ジュニアや一般ゴルファーが通う柴田氏のスクールに足を運ぶ。「夕方になるとジュニアが来たり、早い時間だと大人の人が来たり」という環境で、グループレッスンにも加わる。「みんな優しい。『来週も頑張ってね』とか言ってくれる」。アマチュアゴルファーとの触れ合いも、元気の源になっている。
トップの背中が見える位置で迎える初めての週末へ、心は落ち着いている。「順位というよりは、自分のプレースタイルを最後まで崩さずにやりたい。元々、毎日68で回れたらいいなと思ってやっていたので、そのスコア以上を目標にしながらやりたい」。現在の生涯獲得賞金は186万円。上位に食らいつき、大幅に上積みする。(高木 恵)

