
単独首位で決勝ラウンドに進んだ加藤麗奈(カメラ・高木 恵)
◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(24日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6485ヤード、パー72)
12位で出たプロ2年目の19歳、加藤麗奈(ヤマエグループHD)が1イーグル、7バーディー、1ボギーで自己最少の64をマークした。通算13アンダーでツアーで自身初の首位に立った。65の菅楓華(21)=ニトリ=、67の吉田鈴(りん、22)=大東建託=が11アンダーの2位に浮上した。5アンダーの59位までが予選を通過し、これまでの4アンダーを更新するツアー最少予選カットスコアを記録した。
猛暑を切り裂く加藤の猛チャージだった。後半5番パー4(256ヤード)でカラーからの6メートルをねじ込みイーグルを奪うと、勢いは止まらない。最終5ホールでスコアを6つ伸ばし、自身初の首位に浮上。視線をやった9番グリーンのリーダーボードを見て驚いた。「単独やん!」。兵庫出身の19歳は心で叫んだ。「自分が一番ビックリしている」。自己ベストを3打更新し、大きな目を見開いた。
根性系女子だ。24年のプロテストで左くるぶしの疲労骨折を抱えながら一発合格。3週前の資生堂・JALレディスは食あたりに見舞われるも完走した。第1ラウンド(R)を12位で終えた深夜、嘔吐が止まらなくなった。「6回吐いたけど、絶対に出たかった」。翌朝病院で点滴を打った。「ヘロヘロになりながらスタート50分前に着いた」という第2Rはスコアを落とすも、最終Rに68と伸ばし23位と踏ん張った。
ルーキーだった昨年7月に下部ツアーで優勝を飾った。レギュラーツアーでもチャンスが巡ってきた。「初めての経験なので、さすがに緊張すると思うけど、いつも通りのプレーができるようにまずは心がけたい」。10代Vをかけ、トップから5打差に34人がひしめく大混戦を逃げ切る。(高木 恵)

