
イーグル締めで上位に浮上した大岩龍一(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第2日(18日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
第2ラウンドが進行中。22位で出た大岩龍一(フリー)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算9アンダーで上位に浮上した。最終9番パー5で、残り268ヤードの第2打を4番ウッドで2メートルに運びイーグル締め。「いい感じに転がっていった。一昨年もこの試合は4位だったので相性がいいんだろうなと思う」。2024年に2位で予選を突破しトップ5に入った大会で、再び優勝争いに顔を出した。
持ち球をドローからフェードに変えるため、スイング改造に取り組んでいる最中だ。3年前に一度克服したドライバーショットのイップスが、春先に再発。谷将貴コーチと相談し、フェーダーへの道を踏み出した。「当たり前だけど、めちゃくちゃ難しい。距離感とか動きもだし、分からないことだらけ」というのが現状の感触。「フェード歴2か月なので。フェードヒッターの人からしたら『お前のそれはフェードじゃない』って言われそうな、たいしたことない球を打っていると思う」と苦笑しながら、連日の60台をマークした。
考えこんでしまう性格だ。不眠症に悩み、シーズン中も苦しい日々を過ごしてきた。夏場は特にきつかった。8月の試合中に「メンタル的に落ちている。本当にプロゴルファーに向いていないって毎日思う」と漏らしたほどだが、今週はよく眠れている。民泊サイトのAirbnb(エアビー)で選んだ相性抜群の部屋が快眠を生んでいる。
「いろんな薬を試したりして(睡眠を)取れるようになった。今週はいい。エアビーで借りたマンションに泊まっているんだけど、布団に入った瞬間に寝られる。まじでいい」。1か月前とは見違えるほど表情は明るい。今週キャディーを務める弟・慶尚氏と滞在。料理男子は昨夜、鶏肉のパエリアを作って相棒をもてなした。
「色々ショットで試していることがうまくいったりいかなかったり。ベストなコンディションでは全くない。いい球を打てている時と打てていない時の差が激しい。だけど、コースは好き」と口にした。「優勝を目指したいなという気持もあるけど、まだそんな調子じゃないなというのもある。大好きな輪厚を攻略できるように頑張りたい」。昨年のカシオワールドオープン以来となるツアー2勝目へ、コンディションを整えていく。(高木 恵)

