【北川ティーチングプロ・コース前の5つの準備】(3)フォロースルーをどこに持って行くか意識


 第3回はドライバーです。コース前の練習、いきなりフルショットでバチーン!と飛ばしたい方、気持ちは分かりますが待ちましょう。
 朝一番のティーショットで、ドライバーを選択する機会が多いと思いますが、早朝は肩の可動域が100%ではありません。ボールを無理に上げようとはせず、肩甲骨の動きを意識しながら自然なスイングを心がけて下さい。ボールを左足の前に置き、ティーを高めにします。低いと「上げよう、上げよう」と力んでしまいますから。そしてクラブも短めに持つ。5Wで打ってもいいかもしれません。
 スイングでは、トップを作る時、遠くに飛ばそうとするあまり、腕を大きく引いて軸がずれる人がいますが、軸はあまり左右に動かないようにしましょう。
 そして実は大事なのはフィニッシュです。皆さんバックスイングは相当意識して打っていますが、フィニッシュをあまり気にしない人が多い。打った後にフォロースルーをどこに持っていくのかを意識してスイングして下さい。
 そしていざ打った後、右足に重心が残り過ぎている人が多いです。打球がアッパーになりやすかったら、その傾向があります。そういう方は少し右かかとを浮かして打つことを心がけましょう。難しければ、練習でボールをかかとで踏みながら打ってみる。いい感覚を身につけて、気持ちよく飛ばしましょう。
 ◆北川 裕規(きたがわ・ひろき)1966年4月13日、大阪市生まれ。49歳。平安高時代に日本ジュニア2位。川岸良兼と同期の日大で日本学生2位、日米対抗MVP。89年のプロテストで一発合格。99年から太平洋クラブゴルフアカデミーに携わり、2002年入社。統括ヘッドティーチングプロとして御殿場本校で10年間教え、12年、大森校へ。現在も御殿場でラウンドレッスンを行う。

フォロースルーの大切さを強調する北川プロ【下】実際にボールを踏んでスイング

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