左体重アドレスでミート率アップ・・・ささきしょうこの【しょうこ流フレッシュGOLF】(1)


下半身のブレを少なくするには、体重を7対3の割合で左足(掛布さんは右足)に乗せるアドレスをとる

下半身のブレを少なくするには、体重を7対3の割合で左足(掛布さんは右足)に乗せるアドレスをとる

 期待の新人、ささきしょうこプロが、プロ野球阪神2軍監督・掛布雅之氏の疑問に答えるコラボレッスンがスタート。飛んで曲がらないスイングを習得し、スコアアップを目指したい掛布氏をフレッシュな発想で指導します。
 こんにちは。ささきです。昨年プロテストに合格しました。今シーズンからツアーに本格参戦しますので、ご声援よろしくお願いします。「ドローボールで飛ばしたい。スコアも安定させたい」という掛布さんの悩みをチェックしていきたいと思います。
 まず掛布さんのアドレスとスイングを見て思ったことは、真ん中体重で構え、テイクバックで下半身を大きく使っている点です。ホームランバッターだった掛布さんは「野球は下半身をそれなりに動かすことでボールを遠くに飛ばすことができます」と言いますが、ゴルフは野球とは違い、止まっているボールを正確にミートする必要があるので、下半身の体重移動はそんなに必要ありません。むしろ上半身で振る(捻転させる)ことが大切です。つまり、下半身がブレずにしっかりと軸を保ち、上半身のパワーで打つことでミート率は上がり、ドローボールで飛距離は確実にアップするのです。
 下半身の動きを少なくさせるには、アドレスの段階で体重を6対4、アマチュアなら7対3の割合で左足(レフティーの掛布さんは右足)に乗せておくとよいでしょう。「野球とは全く逆だね」と言うように、とにかく下半身のブレをなくすことが飛距離と方向性アップの原点です。次回は正しい体重移動のチェック法をお教えします。
 ◆ささき しょうこ(佐々木笙子)1996年6月8日、兵庫・加古川市生まれ。19歳。クラーク記念国際高卒。2011年日本ジュニア(女子12~14歳の部)で優勝。15年のプロテストに2位で合格。10月の日本女子オープンで18位と活躍。今季はQTランキング36位でレギュラーツアーの出場権を獲得。マルマンとクラブ契約。170センチ、65キロ。血液型O。

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