ボール真横に2個置き同時打ちでアイアン上達・・・ささきしょうこの【しょうこ流フレッシュGOLF】(5)


2つ並べたボールを打つ練習法を掛布氏に指導するささきプロ

2つ並べたボールを打つ練習法を掛布氏に指導するささきプロ

ささきプロのショットはきれいに2球とも前に飛んだ

ささきプロのショットはきれいに2球とも前に飛んだ

 「せっかくドライバーでナイスショットしたのに、第2打でグリーンを捉えられない。もっとアイアンの精度が上がればスコアがアップするのに」。掛布さんはアイアンショットのバラツキに悩んでいるようですが、今回はアイアンを使った少し高度な軌道のチェック法について話します。

 基本に関しては〈1〉アドレス時から左足(レフティーの掛布さんは右足)に体重をかけておくこと〈2〉最初から最後まで8割の力でグリップを握ってスイングすること〈3〉体とシャフトがT字を作るようなフィニッシュを意識すること、の以上がフェースの芯でボールを捉え、飛んで曲がりにくいスイングだと話しました。そのようなスイングがしっかりできているかをチェックする方法として、私は練習場でボールを真横に2個置いて、アイアンで同時に打つ練習をしています。
 アイアンショットのバラツキは、フェースの芯できちんとボールを捉えられていないのが主な原因。ボールを真横に2球並べて打った時、きれいに芯(2球の中心)を捉えるとボールは2球とも前に飛んでいきます。もし、少しでも芯を外せばボールは左右バラバラに飛んでいきます。この練習を繰り返すことで、アイアンの芯にしっかりとヒットできるスイングが固まります。ただし練習するときは周りの人に十分注意してくださいね。次回はクロスバンカーの打ち方です。(取材、写真は昨年12月)

 ◆ささき しょうこ(佐々木笙子)1996年6月8日、兵庫・加古川市生まれ。19歳。クラーク記念国際高校卒。2011年日本ジュニア(女子12~14歳の部)で優勝。15年のプロテストに2位で合格。10月の日本女子オープンで18位と活躍。今季はQTランキング36位でレギュラーツアーの出場権を獲得。マルマンとクラブ契約。170センチ、65キロ。血液型O。

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